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居場所のないアゲハは元軍神と安寧を紡ぐ 執筆裏話               
コンセプト:闘病記×ファンタジー
テーマ:戦争からの復興、日本文化、運命の恋

<闘病記×ファンタジー>を書きたい。でも<戦争の悲惨さ>についても書きたい。
だったら、両方書こうと思って執筆を始めました。
ちなみに、作品を執筆している時はロシアのウクライナ侵攻が始まっていません。
なぜ、私が戦争を描こうと思ったのかというと、3.11東日本大震災以降、3月になると東京大空襲よりも東日本大震災について振り返ることが多くなり、広島や長崎、沖縄以外の地域で戦争に触れる機会が少なくなったことに危機感を抱いていたからです。
もちろん3.11東日本大震災のことを風化させてはいけません。
ですが戦争は人が起こす犯罪です。
私の祖母は東京大空襲の最中、私の父や父の兄妹を連れて逃げ回った時のことをよく話していました。
それは、戦争をしても何も得ることはない。悲惨なだけだということを伝えたかったからだと思います。
しかし、戦争を経験していない私が戦争を描くには技量も知識も、想像力も足りなかったので、戦争からの復興を描くことにしました。
その中で<日本文化>についても書きたくなったうえに、真面目なヒロインと真面目なヒーローで物語が硬くなってしまったので、<運命の恋>まで投入。ちょっとテーマが渋滞気味の作品です。
23.04.26 01:18 コメント(0)